ある日の出来事

頭蓋縫合早期癒合症

前の病院で10月の最後に手術した症例の経過を聞いたので少し書くことにしました。

1歳男児、硬膜下水腫治療のために5ヶ月時にシャントが設置され、その後頭蓋の形態異常を指摘されていました。頭囲は1パーセントタイル程度、brachycephalyとなっている児で、硬膜下水腫の経過は良好なため、まずシャントを抜去し、ついでposterior expansionを計画しました。予定通り輸血は必要でしたが、特に問題なく手術は終了し術後4日目で退院していったそうです。アメリカ並みの入院日数でした。

生後2~3年までの間にシャントが設置されると、小頭や頭蓋形態異常などが生じることは良くあることですが、この問題に対する論文が意外と少ないようです。頭蓋縫合早期癒合症の通常の手術適応と同じように考えて、機能損傷の予防的意味合いとcosmeticな問題の解決が論点となると思われます。
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by ny402 | 2006-11-08 17:51 | medicine
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小児脳神経外科医が綴る日々雑感
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