ある日の出来事

2005年 08月 20日 ( 1 )

craniosynostosis

今の病院は5州をカバーしているので多くの患児を診ることになる。その中でも多い疾患のひとつが頭蓋早期癒合症。週平均3例ぐらい手術している。そこで新ためて勉強してみたら、いくつかの発見があったので、少しばかり書いてみたいと思います。

まず日本にいた時に使っていた教科書。脳神経外科医なら誰でも持っているバイブル的教科書を見てみたら記載が少し古い事に気づく。ただ私が持っているのは最新版の1つ前のバージョンなのだけれども。
もうひとつはまるで知らなかったこと。昨年も50例くらい手術しているのに全く知らなかった。不勉強を嘆く。というのはこの疾患の患児が年長になったとき41~47%でlearning disabilityになるらしい。これは手術施行時期とは無関係。今まで脳が成長するときのICPだけが問題だと思っていた。
この疾患はFGF/FGFRに関連した遺伝疾患ということは分かっている。そこで少し調べてみると神経の発生、成長、修復などにFGF/FGFRが係わっているという様な基本的な事から、記憶にはFGF18が必要というような論文まで出ている。成育という観点からはこのような事も知っている必要ありと、つくづく自分の不勉強を嘆く。
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by ny402 | 2005-08-20 13:16 | medicine



小児脳神経外科医が綴る日々雑感
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