ある日の出来事

2005年 09月 19日 ( 1 )

art

我々の仕事には、art, science, humanityが重要だとオスラーは言った。外科医にとってartの中で大切なものの一つは、手術の技術だと思う。これは症例を多く経験していれば身につくかと言うと決してそうではないような気がする。アメリカの脳神経外科医の場合、7年間のレジデントを終了する頃には約1200から1300例くらいの手術に入るのが平均的だと思うが、それだけやっても下手な人は下手である。これまでの観察から得た結論は、手術の技能、技術はその人の考え方や性格によるような気がする。手術に対する考え方やストラテジーといった幹の部分はもちろん大切だが、手術の中の一つずつのステップの小さな事も手術を成功させたり、合併症を防ぐためには重要である。要は細心の注意を払うということかもしれない。
ここに来てから、髄液漏といったような、マイナーだけれども患児や家族にとっては重要な合併症が多いのが気になったので。
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by ny402 | 2005-09-19 14:22 | medicine



小児脳神経外科医が綴る日々雑感
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