ある日の出来事

2005年 11月 22日 ( 1 )

家族事情

医療を通してみる家族関係、親子関係は、洋の東西を問わず同じような物だと感ずる事がある。両親ともいつも付き添っている家族、その正反対いつ行っても親の顔など決して見ることの無い患児、離婚した親がそれぞれの新しいパートナーを連れて付き添っていいる風景、色々である。そんな中に、アメリカでは普通に見ることが出来る家族形態のひとつとしてadoptationがある。そう言えば、NYにいる時の息子の一番の友達はchinaから来た女の子だったし、白人の夫婦が黒人の子供を連れている風景も何度も見た。

今看ている患児の中に、最近adoptationされて来た7歳のChineseの女の子がいる。先週手術を試行したが、スムースにはいかず少してこずっている。両親は一生懸命看病にあたっているが、患児はまだ英語をあまり理解できない。どこが痛いのか、どれくらい痛いのか、痛みを聞き出すのにも一苦労である。親は、身振り手振り、絵入りのカードを使ってコミュニケーションをはかっているが患児の具合が芳しくない事もあって、昨日はついに通訳を呼んだ。親子間のコミュニケーションに通訳がいるのは普段見られない風景だけれども、それでもその両親は昼夜を問わずいつも患児に声を掛け、看病に励んでいる。アメリカに見るdiversityのひとつである。
子供との会話は早朝の"Have a nice day"だけの我が家よりよっぽど良いかもしれない。
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by ny402 | 2005-11-22 12:37 | medicine



小児脳神経外科医が綴る日々雑感
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