ある日の出来事

2007年 02月 26日 ( 1 )

医療崩壊

先週の出来事。
水曜日に当直していると、NICUの先生からコンサルトの電話がかかってきました。
症例は日齢0、体重2400g 水頭症の児です。エコーとCTから片側のモンロー孔が嚢胞により閉塞している片側性の水頭症と診断できます。神経内視鏡による治療が可能と判断し、翌日大学へと電話をしました。神経内視鏡を有している施設はまだそれほど多くなく、我々の所にはありません。そこで私が属する大学に受け入れを頼んだのですが、返ってきた答えは”受け入れ不可能”。NICUが満床、ICU、一般小児科病棟では診られないというのがその理由です。仕方なく内視鏡をもって手術に来てもらいました。金曜日の夕方に手術を行い、経過順調です。手術翌日には名前も決まり、もう少しで退院できます。

帰国してから7ヶ月、医療崩壊と叫ばれつつもその事実が切実にわが身に降りかかる事は無かったのですが、やはり小児医療は限界を超えているのでしょうか?今回は看護サイドが受け入れを拒否した様ですが、医師サイドでも同じ事は起こりえるでしょう。最後の砦になる、といった覚悟がないということでしょうか?
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by ny402 | 2007-02-26 07:56 | medicine



小児脳神経外科医が綴る日々雑感
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